盆栽苑


我が国初の国営盆栽苑
平成16年11月3日(文化の日)、当公園の日本庭園内に、わが国では初の国営盆栽展示施設となる盆栽苑がオープンしました。
盆栽苑は歴史と伝統ある国風盆栽展クラスの盆栽を中心に鑑賞することができる施設です。特に学習ゾーンでは、盆栽が作られていく過程を初心者の方にも分かりやすく解説するなど、幅広い年齢層の方々にお楽しみいただけます。
【展示盆栽について】
展示される盆栽は、(社)日本盆栽協会の協力を得て全国各地の愛好家の皆様から寄贈いただいた国風盆栽展クラスの名品盆栽61鉢が中心となります。
通常は苑内で四季にあわせた盆栽の展示を行い、また企画展などでは日本庭園内の芝生広場や歓楓亭を活用した大規模な展示も行います。


盆栽苑MAP

おすすめの盆栽
見頃盆栽【五葉松】

見頃盆栽 五葉松

五葉松は松柏(しょうはく)盆栽を代表する樹種です。
盆栽の鑑賞ポイントとなる三要素の「根張(ねば)り」「こけ順」「枝配(えだくば)り」がそなわっているのが理想です。
この樹は特に根張りが良いです。 さらに、樹高を抑えてより幹の太さを強調し、大木感を表現している盆栽です。

推定樹齢:
約80年
樹形:
模様木
樹高:
55cm




盆栽は自然を愛する日本人の優しい心に育まれてきた日本古来の伝統文化です。
また盆栽は植物の成長とともに楽しむ、完成のない『生きた芸術』と呼ばれています。
盆栽苑では、芸術作品としても優れた盆栽を鑑賞していただくと同時に、若木が盆栽へと成長して行く過程をごらんいただけます。
盆栽の楽しみ方は人それぞれですが、ひとつひとつの盆栽に大きな自然の景色の広がりを感じていただけると幸いです。

盆栽のつくり
盆栽のつくりは、おもに下の図のとおりとなります。
盆栽のつくり

盆栽苑 入り口
床の間飾り
盆栽苑 場内
盆栽
盆栽


盆栽の三要素
盆栽を鑑賞する上では、「盆栽の三要素」と呼ばれる重要なポイントがあります。

1根張り 盆栽の根が四方八方に張り出して、安定感と力強さがあること。
2幹 立ち上がりが素直で、上に行くほど自然に細くなっていくこと。
3枝配り 幹から出ている枝の太さや間隔がバランスよく配置されていること。

これらの要素を兼ね備えたものが理想的とされています。しかし、たとえ一つが欠けていたとしても、長所を伸ばしてやることで優れた盆栽とすることができます。それが「生きた芸術」と呼ばれる所以でもあります。
※盆栽に手をふれないでください。
※三脚での撮影はお断りします。

樹形のいろいろ
株立ち
直幹
寄せ植え
株立ち(かぶだち)
根元から5本以上の「幹」が立ち上がったたものが特長です。
直幹(ちょっかん)
八方に広がった「根張り」と「まっすぐな幹」が特長です。
寄せ植え(よせうえ)
複数の木を一緒に植え、森や林の風景を表現したものです。
模様木
懸崖
石付き
模様木(もようぎ)
屈曲した「幹」と「枝」のバランスが取れていることが特長です。
懸崖(けんがい)
崖からのりだした木の姿を表現したものです。
石付き(いしつき)
石に木を付けて、自然の景観を表現したものです。
文人木
   
文人木(ぶんじんぎ)
変化に富んだ「細い幹」が特長です。
   

盆栽の鉢
長方鉢
楕円鉢
正方鉢
長方鉢
楕円鉢
正方鉢
丸鉢
六角鉢
木瓜鉢
袋式鉢
丸鉢
六角鉢
木瓜鉢
袋式鉢
盆栽は樹の姿かたちだけでなく、鉢との調和も鑑賞する上では重要なポイントです。鉢には釉薬のかかっていないものと、青や白の釉薬がかかったものとがあります。また大きさや形も様々です。それらの中から、それそれの盆栽にもっとも似合った鉢を選び出すことが大切です。鉢を変えただけで盆栽の印象はガラリと変わります。