国営昭和記念公園 サギソウ(鷺草)


サギソウ(鷺草) Habcnaria radiata
ラン科・絶滅危惧II種(VU)
●高さ:20〜50cm  ●花期:7〜8月  ●多年草  ●分布:本州・四国・九州


特徴
日当りの良い湿原に生え、夏に可憐な純白の花をつけます。その花の形が翼を広げた白鷺を連想させることからこの名前がついたと言われています。
地下にはほふく茎がありその先端に大豆ぐらいの球根(球星ともいう)をつけます。
その球根から芽が出て開花し、生育状態が良いと球根の数は1年で2〜3倍に増えます。
花丈は20cm前後で花の直径は約3cm程度。唇弁は3裂し側裂片は扇形でフリル状に細かく深く裂けているのが目立ちます。距は細く長さは約4cm程度です。
歴史
サギソウの歴史は古く江戸時代初期にはすでに栽培の記録が残されています。
現在では生息地の開発と濫獲などが原因で、各地で個休数や生息地の減少が進み、平成9年8月28日に環境庁(現在の環境省)が明らかにした「植物版レッドリスト」調査においても「絶滅危惧種」の一つにあげられています。
※国営昭和記念公園のサギソウは園芸品種です。
主な仲間
サギソウの仲間は世界の温帯から熱帯地域に数多く見られますが、日本にはダイサギソウ、ミズトンボなど数種があります。しかし、サギソウ以外はほとんど栽培されないようです。葉に班が入る品種もあり、春の芽出しも楽しめます。
主なものは白覆輪の"銀河"、黄覆輪の"金星"、"かがやき"、"光"、縞斑の"天の川"、黄中斑の"あかつき"など。
(参考)別冊NHK趣味の園芸 四季の山野草栽培より
サギソウ写真(下から撮影)
サギソウ写真

花言葉: 神秘、夢でもあなたを想う
名前の由来: 花の形が鷺の飛ぶ姿に似ているため
原産地: 日本、朝鮮半島、台湾
歳時期: 「鷺草や散るまで足は地につかず 有節」
「風が吹き鷺草の皆飛ぶが如 虚子」




サギソウ品種の見分け方

国営昭和記念公園では、品種別に3種類のサギソウを栽培しています。通常サギソウの開花期は1品種1週間程度ですが、約1ヶ月間サギソウまつりを開催できるのは、この3品種が8月上旬→中旬→下旬と順に開花するからです。

葉  -アオバ-
銀河  -ギンガ-
輝き  -カガヤキ-
開花期:8月上旬
開花期:8月中旬
開花期:8月下旬
青葉(アオバ)
銀河(ギンガ)
輝き(カガヤキ)
花姿が全体に楕円形。
羽の付け根が長い。
花姿が全体的に丸い。
羽の付け根が短い。
花姿が全体に楕円形。
羽の付け根が長い。
青葉(アオバ)の葉
銀河(ギンガ)の葉
輝き(カガヤキ)の葉
葉に斑が入っていない。
葉に斑が入っており、
葉幅がある。
斑の色は、「輝き」よりも白い 。
葉に斑が入っており、
やさしい雰囲気。
斑の色は、「銀河」よりも黄色い。